11年ぶりの自作PCはRyzen 5 2400Gで(完結編) 新旧PCをベンチマークと体感で比較
半年前の続き
新旧パソコンベンチマーク
ゲームだと15倍前後、エンコードでは4倍以上速くなった
消費電力
アイドル時では約半分、ベンチマーク中でも2割程度少なくなった
ワットチェッカーで消費電力測定
BIOS画面では48Wだったけど、Windows 10のアイドル時は38Wまで下がった
旧PC構成
ここから11年と4万円をかけて
新PC構成
新しく購入したのはMB、CPU、メモリ、SSD、6TBHDD
CPU発売日
2009年3月 PhenomⅡ X3 720BlackEdition
2018年2月 Ryzen5 2400G
同じ価格帯のCPUは9年でどこまで速くなったのか
ドラクエでは、くさったしたいから、はぐれメタルまで進化した、それにしても評価がくさったしたいとかひどいw
フルHDだとスコアはかなり落ちたけど、評価はとても快適、キラーマシーン
ファイナルファンタジーも4251 / 246 ≒ 17.28と17倍快適になったみたい
モンハンFはベンチマークのバージョンが新旧PCで違うので参考程度だけど、5815 / 504 ≒ 11.5倍快適になった。
モンハンはベンチマークだけじゃなくて旧PCでゲームも少しプレイしていたんだけど、結構普通にプレイできて、体感だと25fpsくらいはあったかな、ベンチマークとは全然違っていた
スタイリッシュになった!
この画像だけだと、ペットと散歩に出たら村が大変なことになってしまったダンテに見える
旧PCでは15fpsでカクカクだったけど、今では200fpsとかで動くんだもんなあ
1920x1200でもスタイリッシュ、CPU内蔵のGPUでここまで来るとはねえ
CINEBENCH R20
CPUが3コア3スレッドから、4コア8スレッドになったことで約4倍速くなった
1コアあたりの性能では3.3倍も速くなっている
旧:396/3=132
新:1753/4=438.25
438.25/132≒3.32で約3.3倍
これはすごいなあ
7zip
7zipベンチマークは奇数コアには対応していないようで、3コアの旧PCでは2コアまでしか使用されずに不利になった
総合評価では27713/7172=3.86倍速くなった。
コアあたりの性能では3755から3668と誤差程度だけど下がっている、これはSMT、論理コアで計算しているからかな、物理コア数4で計算すれば27713/4=6928.25なので
6928.25/3755=1.845倍速くなっている
動画エンコード
エンコードする動画ファイル
もう少し詳しく
スマカメ(スマートデジカメ)で撮影した動画
一般的なMP4コンテナ、解像度1920x1080はフルHD、30fps、1分27秒の動画をエンコード
エンコード設定
使ったアプリはAviUtl
エンコード設定、拡張x264(GUI)の初期設定からあんまり変更していない感じの設定
結果
今こうしてみたらエンコード設定が新旧で微妙に違ってた…
それでも結果は7分5秒かかっていたのが、1分52秒で終わるようになった!
1分27秒のフルHD動画をエンコードするのに、7分かかるのと2分で終わるのではぜんぜん違う
自作ベンチマークアプリ?
この時のアプリで同じ画像を処理
普通のメディアンフィルタでは4.39/2.56≒1.7倍速くなった、このアプリはシングルスレッドなのでコアあたりの性能は7zipの1.8倍に近いねえ
高速化では25/10=2.5、20/8=2.5と2.5倍速くなっている
マルチスレッド
3秒が1.3秒、CPU使用率見ると負荷が足りないかな、もっと速くなると思っていた
これも2~3倍の速度アップ
まともな並列処理を書くことができればもっと速くなりそうな気がする
旧PCのGPUはチップセット内蔵のものでNVIDIA製だった
拡張命令とかのFeaturesのところ、Ryzenでは3DNow!は消えちゃったのね、二行目以降はさっぱりわからんけど色々増えている
動画再生
今使っているスマカメでの動画撮影は30fpsでしか撮れないから、これをPCで普通に再生すると30fpsだから多少カクつくけど、Fluid Motionを使えばなめらかに再生される。これが思っていた以上にきれいに動く。設定は少し手間だけど
この辺を参考にしてMPCのオプションの外部フィルタ設定
Bluesky Frame Rate Converterを追加して、優先するにチェックを入れて再生すると
30fpsの動画がまるで60fpsの動画みたいに再生される(静止画じゃわからん)
再生のフレームレートのところも60fps(59.35)、これは水増しとかじゃなくてほんとになめらかに動く
FluidMotion使用時はGPU使用率が上がる
前後のフレームから中間になるフレームの画像を、GPUで計算して生成して挿入しているだろうけど、こんなコトできるんだねえ
CPU温度
この時の室温は13.2度、これでアイドル時のCPU温度は22度
CPUによってかなり速くなったのはベンチマークでわかったので
SSDの効果
体感で色々待ち時間が減った、PCの起動してログイン画面まではそれほど変化がないけど、そこからが違って、旧PCではデスクトップ画面が表示されても5分くらいはHDDを読み込んでいて、その間の動作がかなり遅かったのがなくなった、これはHDDからSSDにした効果かな。Visual StudioもSSDにインストールしたのでこれもHDDでは1分~5分かかっていたのが15~17秒で起動完了するようになった!デバッグ開始やその他色々全部速くなって素晴らしい!
メモリを8GBから16GBにした効果
メモリの使用状況を見るとGoogle Chromeで2GB、Visual Studioで1GB、Tweenとかエクセルとかで1GB、Windowsで2GBとあとは、GPUに256MBを割り当てているので、ここまでの合計は6.25GB。これは8GBの約8割。2割余裕があるように見えるけどWindows 10ってメモリ9割使用前に、メモリからHDD退避し始めるのはタスクマネージャーを見ているとわかる。なので実質ギリギリ。一旦HDDへの退避が始まったら目も当てられないくらい遅くなるので、そうならないようにタスクマネージャーをよく見ていたけど、今は気にしなくても良くなった、心理的にも余裕が持てるのがいい、メモリを気にせずにアプリをいつでも起動できる。
今のメモリ使用状況
メモリが13.9GB表示なのはGPUに2.1GB?を割り当てているからなんだけど、MBの設定では2GBに指定しているんだよねえ、こういうものみたい?
いつも使うアプリを開いている状態でもメモリ使用率は50%、これなら余裕!と言っても画像処理系のアプリをVisual Studioで作っているときは結構ぎりぎりになるときもある、本当は16GBx2枚の32GBにしたかったんだよねえ、それでも以前の8GBに比べたらもうホント雲泥の差。ベンチマークではCPU、GPUの飛躍っぷりがすごいけど、体感で一番大きいのはメモリだった、Windows 10ならメインメモリは16GB必要
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